その1の記事から少し時間が空いてしまいましたが
今日は妊娠中期(妊娠16ー26週)の経験について書き記したいと思います。
前回同様、人によってビザや保険の適用内容で条件が違ってくるので
参考までに読んでいただけたらと思います。
私の場合は、パンデミックのビザ申請中でブリッジングビザA、引き続き前の学生ビザの条件で
保険はOVHC、Waiting Periodなしの状態でした。
妊娠糖尿病の血液検査
アジア人は米を主食にするので、必ず妊娠糖尿病の検査があると聞いたことがあるのですが、
私の母方の家族が糖尿家系なので、妊娠18週目に妊娠糖尿病の血液検査を受けることになりました。
検査の仕方は何種類かあるようですが、
どうやらオーストラリアではグルコースチャレンジテストというのが主流のようです。
このテストは①空腹時と ②グルコース液を飲んだ1時間後と ③またその1時間後
計3回、2時間の間に採血して、それぞれの血糖値を見て妊娠糖尿病であるかどうか判断するもののようです。
なんでこのテストをするのか調べてみたところ
妊娠中の高血糖は赤ちゃんに(1)巨大児になる(2)帝王切開率をあげる(3)胎児の高インスリン状態を引き起こす、とされており赤ちゃんの将来の糖代謝異常に関係があると言われています。また妊娠糖尿病の診断を受けたお母さんは将来糖尿病になりやすいと言われており、お母さんの将来の糖尿病を早期に見つけることができるとされています。
高知医療センター
だそうです。巨大児になるってどのくらいなんだろう。。。
私は昔から貧血があって、採血が大嫌いで自分の血を見るのも嫌なのに
GPの空き部屋で何もすることもなく採血されるのを1時間ずつ待つという
私にとって地獄の時間で、ずっと横になって寝ていました。
グルコース液を飲んだ後は、甘さが気持ち悪かったです。
検査結果は問題なしでした。
ちなみにこの検査は25週目の時にもパブリックの病院でもう一度やりました。
超音波検査(エコー検査)
妊娠20週の時に4回目のエコー検査を受けました。
日本は世界的にみてエコー検査が多い国のようでどこの産院でも受けることができますが、
海外では、妊娠から出産までトータルで4−5回、オーストラリアではX-RAYセンターのような専門機関にGPから紹介状を書いてもらって自分で予約していく必要があります。
私は、1度NTスキャンを断られて14週の時にエコー検査だけしてもらっているので
1回分余分に多かったです。
この4回目のエコーは、赤ちゃんの体の部位(脚や腕の長さ、頭の直径など)を細かく測っていて、
赤ちゃんの体勢によっては測れない箇所があったので
お腹を揺らしたり、途中で外を15分歩き回ったりしてお腹の中の赤ちゃんの向きを変えて計測しました。
でも私の赤ちゃんは全く体勢が変わらず計測に少し時間がかかりました。
パブリック病院で検診スタート
ついに出産する病院での検診がスタートしました。
公立の病院は私の加入する保険では全額カバーされるので家から通いやすい病院にGPから紹介状を書いてもらって予約します。
病院は公立と私立がありますが、私立の病院を選ぶ際、保険でどのくらいカバーされるのか確認しておく必要があります。
初めての病院訪問の前に、GPでのこれまでの血液検査や尿検査、エコー検査などの全ての情報を
病院側に提出するように求められるので、GPに連絡してデータをもらって、病院側に送りました。
初回は、既往歴などを聞かれるのでオンラインでのビデオチャットの予定だったのですが、
当日、急にキャンセルになってしまって、後日妊娠22週目の時に直接病院に行くことになりました。
病院に行って言われたのは、
「何でこんなに来るのが遅いのか???」
なんと、通常はもっと早い段階(16週とか?)で初めての病院訪問だったのだそうです。
そして、「GPからもらった今までの検査資料が揃っていないし、私の血液型すら結果に書かれていない。完全にGPは機能していない、あなたのGPはStupidだよ」と言われてしまいました泣
!?!?!? チーーーーーーーーン!!!!泣
結局、血液検査からやり直さないといけなかったので
私が選んだGPは日本人スタッフのいるところを探して行っていましたが(先生は日本人ではない)
あんまり日本人にこだわる意味はなかったです。家の近くのGPで十分。
その後、既往歴や家系のなりやすい病気について聞かれました。
病気の名前の単語をずっと英語で聞かされて答えなければいけなかったのですが、
そんな英単語はちんぷんかんぷん!事前に日本語の通訳希望していたのに、その連絡が伝達されておらず通訳はなし。
助産師さんが身振り手振りと私も翻訳機を使って理解するのに大変でした。苦
私の印象では、精神面についてもケアしていて好印象でした。
その後、今後はGPと病院で連携を取って通院することもできるけどどうするか聞かれたので
私が行っていたGPは信用できなくなったので、病院のみで通院することにしました。
公立病院での定期検診内容
初めて公立病院に行った時に、すでに出産予定日までの検診日と時間が全て決められていて
それに沿って、病院に行くことになっていました。
基本的に検診は月に1回。
内容は、血圧を測って、心音を聞いて、質問があるか聞かれるのみ。
たまに血液検査するように言われます。
血液検査も病院内の違う病棟ですぐにやってくれました。
25週目の時は、検診後、出産にかかる費用についてメディケアを持ってない人向けのペーパーワークがあり、
出産にかかる費用、1泊にかかる費用、医師が介入した場合の費用など
細かく書かれた資料に目を通してサインし、デポジットとして$500払いました。
ただ、私はメディケアは持ってないですが加入している保険が適用するはずなので
念の為、保険会社に細かい話どこまでカバーされるのか確認しておきました。
妊娠中期でかかった費用(保険カバー後)
妊娠中期(17〜26週)でかかった費用をまとめてみたいと思います。
私の場合なので、参考程度に見てくださいね。
GP5回目17w4d:$120 ー 保険カバー$76.95 = $43.05
妊娠糖尿病の血液検査 18w = $0(保険が自動的に適用)
4回目のエコー20w1d:$202 ー 保険カバー$88.44 = $113.56
公立病院検診1回目22w1d:$162 ー 保険カバー$162 =$0
公立病院(妊娠糖尿病検査)25w4d = $0(保険が自動的に適用)
出産費用デポジット$500
公立病院検診2回目26w1d:$162 ー 保険カバー$162 = $0
保険カバー後のトータル $656.61
保険がない場合のトータル $1,146(血液検査がいくらかかっているかわからないので本当はもう少し高い)
差額$489.39。
公立病院だと全額保険適用だったのでものすごく助かりました!
妊娠中期を振り返ると
妊娠中期っていわゆる安定期と呼ばれる時期に入って
振り返るとこの時期が一番妊娠期間で過ごしやすかったなぁと思いました。
つわりも落ち着き、胎盤が完成して流産のリスクが減る時期と言われる時なので
体調がよく、仕事も妊娠初期に比べスムーズに進められるし、
赤ちゃん用品の買い揃えもこの時期に積極的に行うことができました。
食欲も出てきてすぐにお腹が空くので、常に何か寿司ロールとかおにぎり、一口で食べられるようなパンを持って仕事に行って食べながら仕事していました。
この時期に買ったベビー用品
絶対に使うものは妊娠中期に揃えました、ちょうど年末のブラックフライデー間近でもあったので
SALEもチェック。赤ちゃんはどうせ成長も早いので数ヶ月しか使わない
服はFacebook Marketplaceで大量に安く売ってるものを買い、
高いベビーカーをセカンドハンドで安く買ったりと工夫して出費を抑えました。
また、粗大ゴミの日に道沿に新生児用ベットとBaby bathの綺麗なものを見つけたので
拾ってきました。(オーストラリアは移民の国なので、急な帰国などで、やむなく使えるものを捨てる人がいます)
ちょうどよく綺麗なものを無料で手に入れることができたのでラッキーでした!
日本から買って送ってもらったもの
- ユニクロのマタニティーズボン(履きやすくてヘビロテした)
- とこちゃんベルト
- 新生児用肌着
- ガーゼハンカチ、おくるみ
- 布おむつ(30年前のもの by母)とおむつカバー
- マタニティ下着、ベルト付き下着(お腹まですっぽり隠れるタイプのもの)
- 入院着(前開きボタンのねまき)←母の古着
- 破水用ナプキン←貰い物
オーストラリアで買ったもの
- マタニティズボン(H&M、Target)
- 中古ベビーベットフレームとオムツ替え棚(Facebook Marketplace)
- ベビーベットマットレス
- 中古ベビーカー(Facebook Marketplace)
- 古着の新生児〜3ヶ月の服、スタイ(Facebook Marketplace)
- 哺乳瓶、搾乳機、ボディーソープ、ボディクリーム
おむつは、無理のない程度に布おむつを使ってみようと思ったので
母にお願いして私が赤ちゃんの時に使っていたものを送ってもらいました。
FacebookのMarketplaceだけでなく、日本人のシドニーコミュニティなどで
子供用品の売り買いも積極的にチェックして、少しずつ必要なものを揃えていきました!
この動きやすい妊娠中期に最低限必要なものを揃えておいてよかったです!
今回は妊娠中期について書き記してみました。誰かの参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
妊娠後期はその3に続く。