オーストラリアのシドニーに来てビックリしたことの一つに
犬の散歩してる人が多いことです。
レストランで働いている時に、お客さんで犬と一緒に来店される方もいらっしゃるし
ペットを家族として受け入れている体制がレストラン側にもあって
犬用のお水皿が用意してあったり犬と座れるようにテラス席があったりします。
今日は日本で猫を飼ったことがない私がオーストラリアで猫を飼い、一緒に暮らすまでのことを話していきたいと思います。
ペット大国オーストラリア
コロナが始まって、私が住むシドニーではロックダウンが2度あり、その頃ペットの需要が増えているとニュースで聞きました。
そして、どうやらオーストラリアはペット大国らしいということを知りました。
コロナ関係なくオーストラリアの世帯約70%はペットを飼っているそうです。
一位は犬、2位は猫という具合だから犬の散歩してる人が多いと感じたのは間違いなかったです。
1回目のロックダウンは精神的に大変だったこともあったけど
2回目のロックダウンではかなり気分が滅入っていたのもあり、
主人が猫を知り合いから譲り受けてきたので飼うことにしました。
今まで猫を飼ったことがないけど、何をすればいいの?
何も知らんけど、確かワクチンとか打たんといけんのじゃないかいね?(突然の広島弁)
ということで生まれて1ヶ月の子猫を猫用ケージなんて持ってないので
大きめのトートバックに包んで、抱っこして(抱っこしないとミャーミャー泣いちゃう)地域で人気のあるVetに連れていきました。
専門的な英単語が出てきたら分からないなぁと私も不安になりながら
とりあえず何をすればいいか分からなかったので、必要なことをしたいと伝えると
- マイクロチップを首の後ろに埋め込む(NSWのAnimal Register)
- 室内用猫ワクチンを打つ
- ノミ駆除のぬり薬を首筋につける
をその日にしていただきました。
うちの猫ちゃんは大人しくていい子タイプらしくてVetさんの匂いを嗅いだり辺りをキョロキョロしながらも
注射を打つときはチュールで誘って暴れることもなく静かだったので、Vetさんもビックリしていた様子でした。
英語に関しては分からない単語で聞かれる場面もあったけど
ワクチンのラベルや塗薬のラベルのイラストなどを見せてもらいながら何を言っているのか説明してくれました。
費用は$163.40で思っていたよりは高くなかったです。
Vetさんには3ヶ月毎月来て追加のワクチンを打つように言われました。
その頃人間のコロナワクチンも出回り始めた頃だったので何だか変な感じでした笑
猫のワクチン記録
ワクチン記録のシートをもらって、毎回のワクチンのラベルや体重などを記録してくれています。
ワクチンの種類も今後外に出す予定があるか、他に動物を飼っているかなどによって
種類が変わるようで、どの種類のワクチンにするのか質問されたので、
私は、この猫1匹だけで、家猫ですと伝えて適当なワクチンを打ってくださいました。
2回目、3回目の費用はノミ駆除の薬も含めて大体各$130くらいでした。
それから、また1年後にワクチンを打ちに来てくださいと言われました。
結構何回も打つのね。。。と思いながら、もうすぐ今年のワクチンが始まります。
猫の避妊手術
3回目のワクチンを受けた後、Vetさんに猫の避妊手術をするなら
大きくなる前の今がタイミングだと言われ、主人とよく話し合って決めるように言われました。
私は、できることなら生まれたままの姿で健康に生きてほしいと思ったので
手術はしたくなかったのですが、
猫飼い主歴8年の職場の先輩に相談したら、
猫も生理があるから家の中が汚れてもいい覚悟だったら手術はしなくてもいいと思うし
今後子猫がたくさん生まれてもその子たちの命まで守れるならしなくてもいいと思うと言われ
主人とよく話し合った上で、手術を受けることにしました。
猫は生後6ヶ月ごろから発情期を迎えるそうで、手術をするならそれまでが理想的だそうです。
そして生後4ヶ月目に猫の避妊手術を行いました。費用は約$350。
すごく心が痛くて、動物にメスを入れるようなことをしてしまった罪悪感とこれからこの子が死ぬまで絶対ちゃんと面倒を見るという二つの感情が同時に湧き上がりました。
飼い主としての責任
猫からしてみれば、人間の都合で体を傷つけられたと思われていると思います。
だけど猫を飼うと決めてから飼い主としての責任は猫が死ぬまで面倒を見ることだと私は思います。
猫を今まで飼ったことがなかったからこそ感じるのは、
私の飼っている猫は、いつも私に安らぎをくれていていつも近くで見守っているようで見守れているような感じがします。
今まで私が生きてきた暮らしの中で、味わったことのないものです。
だから猫と一緒に暮らしていて今まで以上に幸せが増えたと感じるし
家族だって自信を持って言えるほどかけがえのない存在になっています。
動物の命を預かるって簡単じゃないし、
たくさんの人がペットを飼っているこのオーストラリアで
殺処分とか猫の大量発生とか聞いたことがあるので全ての動物が幸せに暮らしていることを願っています。